【重要】パソコンとスマートフォン・タブレットの役割分担について
本アプリは、「各種の事前設定・管理はパソコンで行い、現場での区画タップ(打設記録)や進行確認はスマートフォン・タブレットで行う」設計になっています。
スマートフォンで画面を開いた時は、画面スペースを最大限広く使えるよう「📍現場名称の確認」「打設エリアの確認(選択)」「区画クリック(記録/閲覧モード切替・訂正含む)」以外の設定用UIが自動的に非表示になります。図面の作成、東西南北や区画番号の編集、制限時間の設定変更、JSON保存・読込などの管理操作はパソコンで行ってください。
1. アプリの開始方法(GPSポータル連携と打設エリアの選択)
このアプリは、GPS「持込機械届受理証」AI(GPSポータル)を窓口として、同じ現場のコンクリート打設メンバー全員(複数の記録者・複数の監督や閲覧者)で同じ打設割図をリアルタイムに共有・同期しながら作業を進めるためのツールです。
手順
- GPSポータルからのアクセス:
GPSポータルで「現場名」「暗証番号」「GPS位置情報」による認証を行い、本アプリを開きます。画面左上に現在連携中の「📍 現場名称(および現場ID)」が表示されます。
- 打設エリアの新規作成・設定(パソコン操作):
1つの現場内に複数の打設箇所(例:「標準エリア」「第1リフト」「A工区」「B工区」など)がある場合、パソコン画面上部の「打設エリア」入力欄にエリア名を入力し、「エリア切替 / 再接続」ボタンをクリックします。入力したエリアが新規作成され、現場のエリア選択リスト(プルダウン)に自動登録されます。
- 現場メンバーのエリア確認・切替(パソコン/スマホ共通):
画面上部の「打設エリア」プルダウンメニューから、自分が担当または閲覧したいエリア(例:A工区、B工区など)を選択します。
- 動作モードの選択(🔨 記録モード / 👀 閲覧モード):
- 🔨 記録モード(グリーン):実際に区画をタップして打設時刻を記録する担当者向けのモードです。
- 👀 閲覧モード(ブルー):現場監督や所長など、進行状況や警告だけを監視したい方向けのモードです。画面をスクロールしても誤って区画をタップしたり訂正ボタンを押してしまうことがなく、安全に閲覧できます。
💡 複数エリア・複数人での同時シンクロについて
同じ現場内で「A工区」を選択している端末同士は全員で「A工区の図面と打設記録」をリアルタイム共有し、「B工区」を選択している端末同士は全員で「B工区の図面と打設記録」をリアルタイム共有します。別エリアの操作が混ざることはありません。
2. 区画番号の設定と図面のタップ(打設記録)
現場の各区画(四角いマス目)を複数人で手分けしてタップすることで、コンクリート打設の打ち重ね記録がリアルタイムに全員へ同期されます。
手順
- 未タップ(0層目)の区画には、初期状態の区画番号(1, 2, 3...)が表示されています。パソコンからテキスト枠内をクリックして、現場に合わせた任意の文字や番号(例:A-1、北-2など)に編集可能です。(※区画番号の編集はパソコン専用です。スマホでは誤入力防止のためロックされ、タップすると即座に1層目の打設記録となります)
- 「🔨 記録モード」の状態で、打設が完了した区画を1回タップします。
- その区画に色が付き、以下の情報が同じエリアを見ている全員の画面にリアルタイム表示されます:
- 区画番号(例:[1])
- 何層目か(1層目、2層目...)
- 打設した現在時刻(例:10:00)
- 許容打継時間のリミット時刻(例:12:00 ※設定した許容打継時間によります)
- 現在地のハイライト: 直近で自分がタップした区画は全体が明るく明滅(ハイライト)し、自分の担当ルートや現在地を一目で確認できます。(このハイライトは操作した自分自身の端末でのみ点滅します)
- 同じ区画の上に次の層を打設した際、もう一度タップすると「2層目」として新しい時刻と色が上書き記録されます。
- 複数人の同時タップ対応: 複数の記録者が同時に別々の区画をタップしても、区画単位で個別にクラウド同期されるため、他の人の記録が消えたり競合することはありません。
3. コンクリート打ち重ね数・許容打継時間・警告表示の設定について
記録した時間から一定時間が経過すると、区画が赤色に変わり、コンクリート打ち重ね時間超過警告をお知らせします。また、コールドジョイントを防ぐため、隣接するマスにも注意喚起を行います。
動作の仕組み
- パソコン画面上部のメニューから、最大となる「コンクリート打ち重ね数」、「許容打継時間(2時間 または 2.5時間)」、および「警告表示(分前)」を設定・変更できます。(※設定変更はパソコン専用です)
- 全員への即時反映: 作業の途中でパソコンから各種数値を変更した場合、現在のタップ記録を維持したまま、制限時間や警告の判定が即座に再計算され、スマホを含む全員の盤面にリアルタイム反映されます。
- 時間が経過し、「制限時間」の指定時間前(初期値:30分前)になると、その区画が自動的に赤色に変わります。
- (例:2時間・30分前設定で10:00にタップした場合、制限時間は12:00になります。その30分前の11:30になると、区画が赤色に変わります。)
- 隣接マスの警告(赤枠): 警告状態になった区画の上下左右に隣り合うマスには、自動的に太い赤枠が表示され、水平方向の打ち継ぎリスクを視覚的にお知らせします。
- ⚠️重要: コールドジョイントを防ぐため、警告が出た区画の上に次の層を打ち重ねて赤色表示が消えたとしても、隣接するマスが同じ層まで打設(タップ)されない限り、境界の赤枠警告は解除されません。
赤い区画および赤枠が表示された箇所は、速やかに打ち重ね作業が必要であることを、現場全員が一目で確認することができます。
4. 記録の訂正(間違えてタップした場合)
間違った区画をタップしてしまった場合や、層の回数を1つ前に戻したい場合の操作です。(パソコン・スマホの「🔨 記録モード」で操作可能です)
手順
- 色がついている区画の中にある「訂正」ボタンをタップします。(※「👀 閲覧モード」の時は訂正ボタンは非表示になります)
- 「訂正しますか?」という確認メッセージが出るので、「OK」を選びます。
- タップした回数が1つ前の層の状態に戻ります。(1層目の時に訂正すると、元の透明な0層目の状態に戻ります。)
5. 図面の作成・更新(AI解析・手動設定) パソコン専用
打設エリアごとの寸法に合わせてパソコンで図面を生成します。AIによる図面画像の自動読み込み、または手動での数値入力に対応しています。また、生成後に不要な区画を除外してL字型や凹凸形状など自由な図面を作成することが可能です。
手順
- 最初に、画面上部の「打設エリア」で図面を作成・変更したいエリア(例:A工区など)を選択または入力して接続します。
- 画面上部の「図面編集」ボタンをクリックします。ボタンがオレンジ色になり「図面編集中(不要な区画をタップして除外)再クリックで戻る」という表示に切り替わります。
- 【AIで自動入力する場合】
設定パネル内の「🤖 AI画像読込」にある「ファイルを選択」ボタンから図面の画像(寸法が分かる平面図など)をアップロードします。
数秒待つと、AIが寸法を自動解析して各入力欄に数値をセットし、平面図が自動で更新・クラウド保存されます。
- 【手動で入力・修正する場合】
以下の項目に数値を直接入力し、「平面図更新」ボタンをクリックします。
- 総横幅 (m): 打設エリアの全体横幅(X方向)
- 総縦幅 (m): 打設エリアの全体縦幅(Y方向)
- X水平方向 / Y垂直方向の区割(m) カンマ区切り: 各マスのサイズやブロック間の隙間寸法を、「3.0, 9.1, 1.2」のようにカンマ(,)区切りで入力します。
- 異形平面(隙間や不要区画の除外)の作成:
十字の梁構造やL字型、独立したフーチングなどを作る場合、「図面編集中」の状態で、打設しない不要な区画をタップします。
タップしたマスはグレーアウトして無効化されます。(間違えた場合はもう一度タップすると元に戻ります)
- 図面の形状が完成したら、再度オレンジ色の「図面編集中...」ボタンをクリックして編集モードを終了します。グレーアウトした区画が非表示になり、同じエリアを開いているスマホ・タブレット全員の画面にも同じ図面が即座に反映されます。
⚠️ 注意事項
- 同じ打設エリア内で「平面図更新」または「AI画像読込」を行うと、そのエリアに記録されているタップ履歴(時間や色)がすべてリセットされ、初期状態に戻ります。別の打設箇所の図面を新しく作る時は、先に「打設エリア」の名前を変更して「エリア切替 / 再接続」を押してから図面を作成してください。
- 図面寸法の変更について:数値を手入力で変更しただけでは保存・反映されません。マスの寸法等を変更した後は必ず「平面図更新」ボタンを押してください。
6. 位置テキスト、方角(東西南北)の変更 パソコン専用
図面の上下左右に表示されている方角(東西南北)の文字は、パソコンからクリックして直接入力することで、自由に位置名称(道路側、川側、1号機側など方角以外も可)に変更可能です。
現場の実際の向きに合わせて書き換えてください。変更した内容はクラウドに自動保存され、同じ打設エリアを開いている全員の画面に即座に反映されます。
7. 図面・タップ履歴のバックアップ保存(JSON保存) パソコン専用
作業の履歴をリアルタイムで確認し、図面設定一式とあわせてファイル(JSON形式)としてバックアップ出力することができます。
機能の仕組み
- タップ履歴(見える化): パソコン画面上部のリストに、どの区画を何層目として何時にタップしたかの時系列履歴がテキストで一覧表示されます。
- JSON保存: 「JSON保存」ボタンをクリックすると、現在選択している打設エリアの「図面の縦横幅・X/Y区割り」「東西南北の文字」「全区画のナンバリング(名称)と除外区画設定」「これまでの全タップ履歴」を丸ごと1つのJSONファイルとしてパソコンにダウンロードできます。(打設前の「図面と区画番号だけ設定し終えた段階」でもバックアップ保存が可能です)
8. JSON読込による完全復旧と記録の再生機能 パソコン専用
保存しておいたJSONファイルを読み込んで、図面設定から打設記録まで丸ごと完全に復旧したり、打設順序をアニメーションで振り返ることができます。
手順
- JSON読込(完全復旧):
「JSON読込」ボタンをクリックして保存済みのJSONファイルを選択すると、ファイル内に保存されている「図面の区割り」「東西南北」「区画番号・除外区画」「打設記録」がすべて画面に完全復旧し、同時にクラウド(Firebase)経由で同じエリアを見ている全員のスマホ・タブレット画面にも即座に同期されます。
- 打設経過のアニメーション再生:
現在の状態、またはJSON読込後の状態で「再生」ボタンをクリックすると、図面が一旦0層目にクリアされ、実際にタップされた順番に1秒間隔で打設状況が自動再現されます。
- 途中で一時的に止めたい場合は「一時停止」ボタンを、再生を完全にやめて元の画面に戻りたい場合は「再生停止」ボタンをクリックします。
- 再生がすべて完了すると確認メッセージが表示され、自動的に元の最新の図面状態へ戻ります。
9. 作業の終了とロック パソコン専用
そのエリアの打設作業がすべて完了した際に使用する機能です。
機能の仕組み
- 画面上部の「終了」ボタンをクリックすると、終了確認のメッセージが表示されます。
- 「OK」を選択すると、盤面のタップ記録や編集がロック(無効化)され、誤操作を防ぎます。
- 同時に、図面設定と最終的なタップ履歴データがセットになったJSONファイルが自動的にダウンロードされます。